蜂が洗濯物に寄って来る?洗濯物に蜂が寄ってきた際の注意点を解説!

晴れてる日は洗濯物を外で干したいですよね。外で干す時は蜂に気を付けなければいけません。
洗濯物には蜂が集まることがあり、洗濯物の中に蜂が居るとは知らずに取り込んだ際に怪我をしてしまうこともあります。
蜂がなぜ洗濯物に集まるのか、その原因と注意点などをこの記事では解説していきますので参考にしてください。

なぜ蜂が洗濯物に集まりやすいのか?

なぜ蜂は洗濯物に集まりやすいのでしょうか。蜂が洗濯物に集まる原因は以下の5つです。

  • 単独行動している蜂が飛んできた
  • 近くに巣がある
  • 洗濯物の香りに引き寄せられてやってきた
  • 洗濯物の色
  • 周囲の植物

それぞれ解説していきます。

単独行動している蜂が飛んできた

秋や冬になると、蜂が単独行動を始めます。なぜなら、蜂は秋冬の時期になると巣での活動を休止するからです。蜂の寿命は約一年と短く、ちょうど秋冬の時期で巣の活動が停滞し始めます。そのような状態になると単独で行動を始める蜂が出てき始めるため、巣を出て飛び回るのです。

オオスズメバチは他の蜂の巣を襲撃して巣の中にいる蛹(さなぎ)を食べてしまうので、行動範囲が広く活発に飛び回ります。他の蜂も巣から出て飛び回るので、その途中に洗濯物に寄り道したのかもしれませんね。

近くに巣がある?

もし洗濯物の近くで蜂を見かけたら、近くに蜂の巣があるかもしれません。蜂は様々な場所に巣を作ります。特に屋根の下や天井裏に巣を作ることが多いので注意してください。近くに巣がある場合、騒いだり大声を出すと蜂が大量に出てくる可能性もあるので危険です。洗濯物の近くで蜂を見かけたら、慌てずに冷静に対処しましょう。

洗濯物の香りに引き寄せられて

蜂は嗅覚が優れている生き物です。都会のど真ん中にお菓子の殻が落ちていても群がって残りカスを漁るほどの鋭い嗅覚を持っています。洗濯物の場合、外に干した時に柔軟剤の匂いが風で流れて広範囲に広がります。柔軟剤は花の香りがする製品が多く、蜂が寄ってきやすいのです。

洗濯物の色

蜂は視覚が発達していない生き物です。そのため物体は白黒に見えており、視覚では正確な認識ができません。白い物に比べ、黒い物はシルエットがしっかりと見え、蜂にとって認識しやすく寄ってきやすいという性質があります。黒い洗濯物を干している場合、蜂の視覚的な理由で集まってくる可能性が高くなります。

他にも、ゆらゆらと揺れている物にも集まりやすいです。洗濯物が風で煽られていると蜂の視覚を刺激して引き寄せてしまうので注意しましょう。

周囲の植物

洗濯物を干している周囲には植物が繁殖していないでしょうか。花や草など、蜂が好むような植物がたくさん繁殖していると集まりやすくなってしまいます。蜂は花の蜜などの甘い香りがする所に集まりやすいです。中でも、ビワ、アンズ、カスミソウなどの草花は蜂が好んで集まります。特にミツバチが花粉を集めに集まってくるので注意しましょう。

蜂を寄せ付けないために

蜂が洗濯物に集まらないようにするためには、どういった方法があるのでしょうか。主な対策方法は以下の3つです。

  • 蜂が苦手な物を利用する
  • 洗濯物の香り「柔軟剤」には注意する
  • 防虫アイテムを活用する

それぞれポイントをご紹介していきます。

蜂が苦手な物を利用する

蜂は木酢液や煙などといった匂いを嫌う習性があります。市販されている「忌避剤」には、蜂が苦手とする成分が含まれており、より効果的に蜂を遠ざけることができます。しかし、忌避剤を使うと周囲に刺激臭が分散し、洗濯物に匂いがついてしまうこともあるので注意しましょう。

洗濯物の香り「柔軟剤」には注意する

まず、柔軟剤の香りには注意しましょう。柔軟剤には、蜂が集まりやすい花の香りがたくさんあります。蜂は嗅覚が発達しており匂いを嗅ぎ分けられるので、もし柔軟剤を使用する時は花の香り以外の柔軟剤を使うことをおすすめします。

防虫アイテムを活用する

防虫ネットは、忌避剤をネットに張り巡らされている防虫グッズです。ネットで物理的に蜂の侵入を防いで、忌避剤で蜂が寄りつかないように遠ざける効果があります。ネットを張らなければいけない手間はありますが、蜂から洗濯物をしっかりと守ることができます。

もし蜂がいた時は…?

もし蜂が洗濯物の付近にいた場合は、どうやって対処すればいいのでしょうか。対処方法は以下の3つです。

  • 業者へ依頼
  • 少し置いてみる
  • 蜂が苦手なもので遠ざける

それぞれ解説していきます。

業者へ依頼

どうしても蜂を追い払うことができない場合は、業者へと連絡して駆除してもらいましょう。無理に自分で駆除しようとしても、蜂から刺される危険性もあります。無理に駆除しようとせず、どうしても駆除が難しい場合は業者へ連絡しましょう。

少し放置してみる

蜂が近くにいた場合は、無理に近づかずに少し時間を置いてみましょう。追い払おうとするとむやみに刺激してしまい、刺される危険性があります。蜂を見かけても無理に追い払おうとせずに、いなくなるまで待ってみましょう。

蜂が苦手なもので遠ざける

忌避剤を使い蜂を遠ざけるのも1つの方法です。煙で追い払う「くん煙剤」や、蜂の苦手な香り成分が含まれている「忌避剤」、「木酢液」などがあります。それらの蜂が苦手な物を蜂がいる洗濯物の近くに置いてみましょう。

蜂は洗濯物にどんなことをするの?

洗濯物に蜂が寄ってくると、どのような影響を与えるのでしょうか。主な被害事例は以下の3つです。

  • 室内へ蜂が侵入する
  • 刺される
  • 糞で染みが付く

それぞれ解説してしていきます。

室内へ蜂が入る

洗濯物の中に蜂が潜んでいるのに気付かず、そのまま室内へと蜂が入ってしまう可能性もあります。室内に蜂が侵入すると、家族全員が刺される可能性があるので非常に危険です。また、ペットがいる場合はペットにも被害が出る可能性があります。室内に蜂が侵入すると、とても危険なので注意しましょう。

刺される

蜂に刺されると、体内に毒が注入されるので体調不良を起こします。複数回蜂に刺されるとアナフィラキシーショックが起こり、最悪の場合死に至ります。非常に危険な状態となるので、蜂から刺されないように気を付けなければいけません。

糞で染みが付く

蜂は洗濯物に糞をすることがあります。蜂に糞をされると染みがつくので注意してください。染みはなかなか取ることができないので、また洗濯する必要があります。特に白色や黒色のTシャツに寄ってくるので注意してください。

まとめ

洗濯物に蜂がつくことは様々な要因があります。その中でも特に柔軟剤の香りがには気を付けましょう。
また、植物がたくさん生い茂っていると蜂も花粉を集めにやってくるので、集まりやすくなります。蜂は花粉を求めて飛び回っているので、周囲に花が咲いていないか今一度確認してみましょう。
あまりにも蜂の数が多い場合は、近くに蜂の巣があるのかもしれません。巣には多くの働き蜂が潜んでおり、近くに巣があるのを知らずに殺虫剤などを振り撒くと、異常を察知した働き蜂が巣から大量に飛び立っていきます。
もし洗濯物に蜂がいるのを発見したら、無理に追い払おうとせず忌避剤などで慎重に追い払いましょう。
どうしても追い払うことが難しそうな場合は、業者へ連絡して駆除してもらうことをおすすめします。